カイロプラクティック神経学が脳震盪に苦しむオリンピックアスリートをサポート

Brain Concussion

ハーバード大学の学生新聞「The Harvard Crimson」に、在学生の脳震盪の治療にカイロプラクティック神経学が貢献したという記事が載りました。

 

ジョセフィーン・プッチさんは大学のアイスホッケーの対抗試合中、相手選手との接触で脳震盪を患いました。8ヶ月前にも同じように脳震盪を起こしましたが、今回の症状はかなりひどかったそうです。

 

単純な学生生活も彼女にとっては苦痛に変わりました。記事によると、文章を書いたり絵を書いたりするとめまいが起き、学生食堂へのたった5分間の道のりが、休憩の繰り返しで25分かかったそうです。医師には休養以外に改善方法はないと言われてしまいます。症状は悪化の一途をたどり、不幸なことにジョセフィーンさんは退学を決めます。

 

いろいろな人に脳震盪のアドバイスを受ける中、アイスホッケー部のOGの一人にDr.キャリックを紹介されます。Dr.キャリックはカイロプラクティック神経学の創設者で、脳震盪を始めとする「外傷性脳損傷(Traumatic Brain Injury=TBI)」治療の先駆者でもあります。彼は多くのアスリートの脳震盪を治療してきましたが、中でもNHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)のスーパースターであるシドニー・クロスビーをサポートしたことで国内では有名です。

 

Dr.キャリックと彼の治療チームは、ジョセフィーヌに対して非常に細かい検査を行い、カスタムメイドの治療方法を作成しました。治療内容は伝統的なカイロプラクティックの矯正治療に加え、単純な眼球運動や、NASAの宇宙飛行士が行うような3Dの回転椅子まで様々です。その結果、彼女は24時間以内に明らかな症状の改善が見られ、二日目の治療の後にはなんとスケートができるようにまで回復しました。

 

さらに驚くことに、彼女は治療の数ヶ月後にアイスホッケーのアメリカ代表に選ばれ、2014年のソチオリンピックで銀メダルを獲得するのです!

 

私もDr.キャリックの創設したキャリック・インスティテュートで学び、カイロプラクティック神経学の資格を取得した一人です。キャリック・インスティテュートは、卒後の臨床神経学の学び舎として多くのカイロプラクティック神経学専門医を輩出し、複雑な神経疾患に苦しむ 人たちをサポートしてきました。脳震盪による様々な症状に苦しんでいる方は、是非ご相談ください

 

Reference:

 

Ledecky, M.D.. (2015, May 28). Josephine Pucci: One Last Time. The Harvard Crimson. Retrieved from http://www.thecrimson.com/article/2015/5/28/year-in-sports-pucci-injury-return-2015/ (accessed 2016, February 19)